顧客の不便から始まり、現場で育ったサービス。
Wine Historyは、ワインを楽しむ顧客側の不便から出発し、ワインフィッターとしての実務の中で販売側の課題にも向き合いながら形になっていきました。
出発点は、顧客側の不便だった。
Wine Historyが生まれたきっかけは、酒販店業務だけではありません。もともとは、ワインを楽しむ顧客側の違和感から始まっています。
ワイン写真を撮って記録するアプリはある。でも写真を撮り忘れる。ラベル検索してもうまくヒットしないことがある。毎回記録するのが面倒。ワイン情報のPDFをもらっても、あとで探しにくい。メール・LINE・フォルダ・PDFに情報が散らばる。「あの時飲んだワイン」「また買いたいワイン」を見たい時にすぐ見つからない。
そんな体験が、「ちゃんと残る場所があればいい」という必要性に変わっていきました。
販売者側にも、大きな課題があった。
ワインフィッターとして活動する Amenita の実務の中で、販売者側にも大きな課題があることが分かりました。
顧客ごとにワイン情報シートを作りたいが管理が大変。発注後に毎回ワイン情報をコピペして案内するのが手間。請求書・決済・領収書・感想・次回提案のメモが、それぞれ別のツールに散らばっている。本来はすべてが連携しているべきなのに、現場では手作業になっている。
顧客側の不便と、販売者側の課題。この両方が、一つのサービスで解決できると気づきました。
ワインフィッターとは、山田マミさんが提唱している考え方に基づき、在庫を持たず、お客様の好み・体質・飲む場面・予算などに合わせてワインを提案する仕事です。
Amenitaは、ワインフィッターりょうとして活動する開発者が運営する酒販店です。お客様一人ひとりに合わせたワイン提案、ワイン会、ギフト提案などを行いながら、Wine Historyを実際の現場で検証しています。現場で必要だったことを、一つずつ機能にしている。
最初は、シンプルなメモの集積でした。お客様ごとのノート。試飲会の記録。ギフト選びの経緯。それを整理しようとしたとき、必要な機能が見えてきました。
顧客向けには、飲んだワイン・購入したワイン・イベントで出会ったワインがカード形式で残る画面。販売者向けには、提案から請求・決済・領収書・感想・次回提案メモまで、顧客ごとに一か所で管理できる業務画面。
まだ開発途中の機能もあります。ギフト体験の連携、複数スタッフでの共有、EC導線との接続。現場での使用を続けながら、一つずつ形にしています。
今、どこにいるか。
Wine History は現在、Amenita の実業務で使用しながら改善を続けています。正式なローンチはまだ先ですが、先行して導入・相談を受け付けています。
このサービスが価値を持つのは、ワインの現場で使われたときです。顧客がワインとの出会いを自然に記録でき、販売者が業務をつなげて使えるサービスになるよう、現場の声を取り込みながら育てていきます。
開発者より。
ワインとの出会いは、一瞬でした。でも、その一瞬を残すための場所が、ない。
飲んだワインをちゃんと残したい——それが、最初のきっかけでした。アプリはある。でも続かない。写真を撮り忘れる。情報が散らばる。そんな経験が、このサービスの始まりになっています。
ワインフィッターとして仕事をする中で、もう一つの必要性が加わりました。お客様への提案、請求書、決済、領収書、感想の記録、次回の提案メモ——これらをつなげて管理できる場所が、ない。
Wine Historyは、この両方の「ない」に答えるために作っています。まだ完成しているとは言えません。しかし現場で使われながら育てているという意味では、どこよりも現実に近い場所から作られています。
ワイン業界の現場の方々の声を聞きながら、引き続き開発を続けていきます。
Wine History 開発チーム Amenita / Wine History